ホルモン補充療法(HRT)とは、低下したエストロゲンを補う治療法です。
エストロゲンが欠乏すると、のぼせ、ほてり、発汗、性交痛などの症状に加え、気分の変調や関節痛など、更年期以降の様々な症状がでてきます。
ホルモン補充療法(HRT)は、低下したエストロゲンを補う治療法です。
これを行うことにより、更年期障害の様々な症状を改善する効果が認められており、世界の更年期医療のスタンダードとして、更年期障害で苦しむ多くの女性に使用されています。
HRTの方法は、閉経後の期間、子宮の有無、出血を望むかなどによって、使う製剤と使用パターンが異なり、3種類の投与法があります。
■周期的併用投与法
子宮のある人への投与法としては、最も一般的な処方です。
エストロゲンを毎日(または定期的に)服用し、1ヶ月の半分(12〜14日間)だけ連続でプロゲステロンを併用する方法です。
プロゲステロンを飲み終わった後に、生理のような周期的な出血が起こります。
■持続的併用投与法
閉経後数年たち、周期的な出血を望まない人に向いています。
エストロゲンとプロゲステロンを毎日服用する方法で、薬の投与量を変えることで、出血をコントロールすることができます。
■エストロゲン単独投与法
宮を摘出した人はプロゲステロンを使う必要はありませんので、エストロゲンだけを毎日服用する方法です。
コレで更年期のケア
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